美しい空間と時間 庭園管理植吉
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植木屋雑記帳

 

■木枯らし

 葉が落ちて山の稜線が低くなった。
 枝を透かして見える陽は正視できるほど白く鈍い。
 今日は木枯らしが吹いた。
 からからと落葉が舞って空を冷やした。

 何かの言葉を探しているのに、何かの奥が開かないまま日が過ぎる。 
 惑いながら積もる歳月に、いつか寄り添うように分るものなのか。

 汚くなったハマナスの実枝を刈り取ると、ピラカンサやムラサキシキブの実
色が引き立った。
 海川には渡り鳥が多くなった。
 冬がまた来る。

 

 

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庭園管理 植吉 代表者 鎌田吉一 福島県いわき市田人町黒田字唐沢14